会長挨拶
日本神経学会 第10回特別教育研修会
(脳卒中・てんかん・頭痛・認知症・免疫コース)
会長 豊田 一則
(国立循環器病研究センター 副院長・脳血管部門長)
2026年9月12日(土)〜13日(日)に、千里ライフサイエンスセンター(大阪府豊中市)にて「日本神経学会 第10回 特別教育研修会(脳卒中・てんかん・頭痛・認知症・免疫コース)」を開催させていただきます。
2024年に会員数が10,000人を超え、ますます活気に溢れる日本神経学会ですが、診療の主体となる脳神経疾患の裾野は広く、救急疾患から難病、在宅医療まで多岐にわたります。このなかで脳卒中・てんかん・頭痛・認知症のいわゆるコモンディジーズは非常に患者数が多く、会員の皆様がとくに力を入れて診療に当たる必要があります。そのような必要性に呼応するように、近年ではこれらの疾患の診断・治療技術も長足の進歩を遂げ、より多く疾患理解・技術修得の場を設ける必要が生じました。
日本神経学会は年次学術大会と別に生涯教育プログラムの一環として、学生、初期研修医、若手学会員に向けた特別教育研修会を毎秋開き、多くの聴講者が現地で、あるいはオンライン・ライブ配信、オンデマンド配信で参加しています。4大コモンディジーズに加え、今回はワイルドカードとして免疫を選び、合計5領域に関する学術的、臨床的な情報交換と活発な討議をする場、そしてハンズオンを実施いたします。また、より多くの若手にきっちりと勉強していただくため、会期を従来の1日から1日半に延ばし、これから専門医を目指す方の参加費を無料にさせていただきます。
テーマは「佳キ脳神経内科医ノ秘伝伝授」。各領域を代表する5名の素晴らしい副会長や、多くの経験豊かで教え好きなメンバーが、皆さんをお待ちします。どうぞ奮ってお越しください。